No.64
No.64Lost-and-found

作品概要
ただ確かなのは、元々誰かのものであったこと。どうしてそこにあるのか知らないし、このあとどうなるかも分からない。もしかすると誰かがわざわざそこに置いたのかもしれないし、誰かに持ち去られるかもしれない。一見ゴミに見えるものも誰かの大切なものかもしれない。そもそも誰の気にも留まらずどこかに消えるのかもしれない。私はそれらに触れることも知らない誰かのために良心を働かせることもしないけど、そこにあった事実を残したくなった。
ただ確かなのは、元々誰かのものであったこと。どうしてそこにあるのか知らないし、このあとどうなるかも分からない。もしかすると誰かがわざわざそこに置いたのかもしれないし、誰かに持ち去られるかもしれない。一見ゴミに見えるものも誰かの大切なものかもしれない。そもそも誰の気にも留まらずどこかに消えるのかもしれない。私はそれらに触れることも知らない誰かのために良心を働かせることもしないけど、そこにあった事実を残したくなった。