ABOUT

卒業・終了制作展 テーマ 「mashUP」

mashupとは2つ以上の曲を1つにする音楽の手法です。
私たち映像メディア学科は、映画・TV・フォト・サウンド・3DCG・アニメーション・インスタレーションの7つの領域に分かれており、
様々な形態の作品を制作しています。
各領域の良さが重なり合い、混ざり合う。そこからうまれる学年の特色を「mashUP」というテーマに込めました。

ACCESS

愛知芸術文化センター内/
愛知県美術館・愛知県芸術劇場

〒461-0005
愛知県名古屋市東区東桜1丁目13-2

※公共交通機関をご利用ください。
地下鉄東山線 / 名城線 「栄」駅 徒歩3分
名鉄瀬戸線 「栄町」駅 徒歩2分

大須シネマ

〒460-0011
愛知県名古屋市中区大須3丁目27-12

※公共交通機関をご利用ください。
地下鉄鶴舞線 「大須観音」駅 下車
2番出口より徒歩5分

地下鉄鶴舞線 / 名城線 「上前津」駅 下車
8番出口より徒歩6分

PROGRAM

    展示

    1.15 - 1.19  愛知県美術館 8F ギャラリー展示室 E・F・G

    10:00 - 18:00
    (※17日20:00まで/19日17:00まで)

    映像、サウンド、フォトなどの様々なメディアを用いた作品が展示されています。ぜひ見て、聴いて、感じて、考えてみてください。

    展示マップ(PDF)

    パフォーマンス

    1.15  愛知県芸術劇場 B1F 小ホール (18:00開場/18:30開演)
    1.16  愛知県芸術劇場 B1F 小ホール (16:30開場/17:00開演)
    サウンド、インスタレーションを学んだ学生がパフォーマンス作品を上演します。

    1.18 - 1.19  愛知芸術文化センター B2F アートスペースX室
    2日間行われたパフォーマンスの記録映像を閲覧できます。

    スクリーン上映

    1.15 - 1.17  大須シネマ
    1.18 - 1.19  愛知芸術文化センター B2F 大リハーサル室

    映画、3DCG、アニメーションなどの映像作品を上映します。
    大きなスクリーンでぜひご覧ください。

    プログラムをみる(PDF)

    モニター上映

    1.15 - 1.19  愛知芸術文化センター B2F アートスペースX室

    TV、3DCG、アニメーションなどの映像作品をモニターにて上映します。
    また、全映像作品を自由閲覧スペースにて閲覧することができます。

    プログラムをみる(PDF)

    WORKS

    1. 令和元年

    岩本憲昌

    令和時代に生きる人々を記録する。
    ありふれた一瞬を私は今日も探している。

    2. 空

    河地桃子

    暗室で、CMYのフィルターと露光量を調整し、自分の見た空の「色」の記憶を再現した。

    3. toujours

    脇坂友菜

    高校からの親友達と共に過ごす日々は今でも楽しくて美しい。
    これからも、いつまでも続いて欲しいと願う。

    4. 近所

    大久保航

    ふと、朽ちたものが目につくことがある。そんな時に、ものには終わりがあることを意識し、改めて自分が生きていることを実感する。日常の中で見落としがちな瞬間を撮影した。

    5. The echo of Representation

    深谷是日人

    私にとって作品を作ることは、私の一部を切り離す感覚に似ている。 写真に傷をつけたり、切り刻んだり、スクラッチ痕を残したりして、それを再撮影することで切り離された一部を、私の中に戻そうと試みた。 展示形式は鑑賞時の没入感を作り出すため、ページを捲ったり覗き込んだりといった自発的な行為を誘発できる本をメインとした。

    6. 祭

    深谷是日人

    古来より日本で行われてきた「祭り」今では意味さえ知らない日本人も多い。 それでも伝統を受け継ぎ、形を守り続ける。そんな祭りを追いかけ、レンズを通して日本のルーツに迫る。

    7.伊勢型紙

    川北成実

    三重県鈴鹿市の伝統的工芸品「伊勢型紙」 職人の彫る手、眼差しに注目した。

    8. 台湾

    松井大悟

    車道を歩く 外で昼寝する 原付で3人乗り そんな非日常も台湾では日常。

    9. あの子

    大口風凜

    もしなれるとしたら、こんな女の子になりたかったと憧れを抱いていました。 そんな変身願望を元に、「私だけど私ではない」理想の女の子になりきるセルフポートレートです。

    10. 片道+10円

    塩澤一乃

    前作『片道440円』から増税で値段が変わり、特別に感じていた名古屋は見慣れた景色へと変わっていった。 時代の流れと共に染み付いていった風景は、今の私の目に当たり前に映り込んでくる。

    11. 異性の肖像

    若林祐樹

    異性である女性の肖像写真に挑戦した。女性一人一人と対峙し、彼女たちの魅力について迫った。

    12. 誇れること

    盆野敦也

    私の祖父は畳職人だったので、小さい頃から畳が身近な存在であり好きなものでした。少しでも多くの人に畳に対して関心を持って欲しいと思ったので、い草農家さん、畳職人さんを取材しました。

    13. ニューウェーブ

    萩原葉那

    西洋への憧れからはじまり日本独自のカルチャーが次々と生まれた時代。 そして、私もそのカルチャーに憧れを持ち自身の視点から新たに表現した。

    14. 先輩たち

    藤原連

    私がクラブカルチャーに身をおいて出会った、超イケてる先輩たち。

    15. 遥か

    山本葉月

    遊具一つ一つカラフルで華やかなものもよく見てみると廃れていたりする。昔からの思い出のようなものが刻まれている。そんな中で私は遊園地も一緒に生きている感じがした。

    16. 水守森支援隊

    先砥帆乃香

    父が所属する、きこりボランティア(水守森支援隊)は山林の木を間引くことで土砂崩れなどの自然災害を防いでいる。これは山や川を守るためには欠かせない活動である 山を守る人たちの営みを、2年間に渡り記録した。

    17. 宿場町

    近藤ななみ

    木曽川を沿う木曽路の宿場。当時、飲食や生活、防火のために置かれていた水場が宿場にとってかかせない存在であった。

    18. encounter

    北村汐音

    この日、この瞬間、この場所… 予期せぬ、忘れたくないものとの出会い。 一瞬や出会いを大切にしたいと考え、その場で確認できるデジタルではなく、フィルムを使用。

    19. 野良猫

    武仲晃子

    愛知県の佐久島と三重県の引元港に暮らす野良猫たち。生活している環境によって変わる猫たちの生き様を捉えた。

    20. po a da mu

    安部さくら

    大学へ入学して卒業するまでの4年間で、色々な体験をしてきました。大人たちには、時間のある学生時代にしかたくさん遊べないよと言われます。この時間を忘れないでいたいな、一生このままがいいなと思い、私が過ごした時間の断片を切り取りました。

    21. みずから

    小関健太

    川や湖に足を運び、姿を追い続けてきた「水」。 本作品では、長良川の上流から下流、河口に至るまでをたどり、水から生まれる流れの表情や、川沿いに見える風景、自然の様子を中心に撮影している。 モニターを使用したスライドショー展示では、水の流れを表現した。冊子では、写真と撮影場所を記録した地図を掲載し、撮影の足跡をたどることができる。

    30. 見えること・見えないこと  〜アルフレッド・ヒッチコックの作品についての考察〜

    小山瑞生

    アルフレッド・ヒッチコックの映画作品を「見えること・見えないこと」をキーワードとして考察。 ヒッチコックにおけるイメージの重要性とそれを支える視覚情報を分析し、現在も多くの監督や撮影 監督に多大な影響を与え、参考にされ続けるその演出技法を論じる。

    31. 映画におけるお笑いの変遷と時代的背景

    余語智陽

    現在日本では多くのコメディー映画があるが、それが古来の喜劇とどう繋がり、今に至っているのかを考察する。  時代の要請による変遷の様子や変形のプロセスを比較しながら解明していきたい。特に動作性という所は世代共通で存在するもの。それがどのような方法が存在して、作品ごとにどう変化していくか、そして今と昔での変化は動作性という所を取り上げてどれだけ違いや類似するところが存在するのか調べていく。動作性という喜劇映画において欠かせないものであり、そこがどう作品と関わり影響を及ぼしているのか、そしてそこからどう社会や時代との関係が持っているのかを作品からどう表れているのかをみていく
    ありふれた一瞬を私は今日も探している。

    41. ハナ

    柴田健太郎、降幡光一

    作品概要
    バイノーラルを使用したラジオドラマ。体験者にはアイマスクを装着してもらう。
    あらすじ
    ある男は、数年前に死んだある少女、ハナにもう一度会うために禁断の降霊術を用いて、再開を果たそうとする。

    49. ミニチュアセット

    一ノ瀬熙人

    ローアングルで高架下をなめながら奥の被写体を捉える構図を撮影するセットを制作しました。

    76. 平成居酒屋

    上島大和、播摩尚二郎、加藤世理奈、中村駿之介、高橋ひとみ

    一軒の居酒屋を舞台としたオムニバス作品。 前編と後編で描かれる。
    ・前編…舞台は2025年。 水道民営化、高齢化社会、憲法9条改正、原発再稼働…。 そんな未来の日本を、訪れる客達の姿を通して描く。
    ・後編…始まりは、たった5000円の盗難だったーーー。 播磨(22)が働く居酒屋で、売上金の盗難事件が発生。 二転三転する従業員の供述に、事態は思いもよらぬ方向に向かっていく。

    78. PAJAMERON

    加藤里奈、大久保実咲

    CGを一切使わずに制作しました。 どうやって撮っているか想像しながら見てね!

    25. 平凡な人でいたい。

    石川恵帆

    「平凡」とは何か。自分の中で「平凡」だと思っていた人生が実はそうではなかったりして、今まで映像を作ることが当たり前だった私が右も左もわからないまま書いたありのままの私を文字とイラストにしました。これが私の最高の人生です。

    55. re paint

    土井新一朗,田村壽章,長江一平

    1人の少女が不思議な世界を彷徨い歩く作品。身近な媒体であるスマートフォンやタブレットから閲覧できるweb上でのアニメーション表現を試みました。

    68. 祖母の記録

    上野瑛奈

    介護施設に入っている祖母を、孫である制作者の目線から記録したドキュメンタリー作品。なぜ施設に入っているのか、亡くなった祖父についてなど、今まで知らなかった話を聞くことができました。

    70. スピーチレス

    櫻井咲

    名古屋出身のシンガーソングライター「ゆいにしお」。 彼女のファーストミニアルバム「角部屋シティ」が2019年の5月に全国でリリース。 この作品はそのアルバムの中の曲の一つである、「スピーチレス」のMV。 会話のないカップルですが、そんな関係でもどこか暖かく思えるゆいにしおさんの素敵な歌詞と映像であなたも彼女のファンになるでしょう。

    72. グッとパーでわかれましょ

    廣瀬侑紀

    皆さんは複数人を2チームにわかれる時、なんという掛け声でわかれますか?この掛け声は都道府県によって、また同じ県内でも様々な言い方が存在することを知っていますか?この「グッとパーでわかれましょ」に着目したスタジオ情報バラエティ番組です。この作品を機に自分は、家族は、周りの友達はなんと言うのか、是非新しい話題に加えてください。

    74. 知っていますか?

    山盛結菜

    視覚障がい者の方が白杖を上げることの意味について知ってもらう為のCM

    75. EIENNOTE-MA

    加藤源

    とある惑星に着陸したある宇宙飛行士。 彼が故郷を飛び立ち、宇宙をさ迷い、 幾年、時が経ったか分からない頃。 とある惑星へ着陸した。 その地に降り立ちあたりを見渡すと、遥かなる故郷によく似た風景であった。 彼はヘルメットを外そうとする手をふと止めた。 「まだわからない」 自分に言い聞かせるようにじっと空を見つめ、歩き出した。

    81. おばぁの田舎料理

    安田真理

    岐阜県山県市に位置する神崎という村には廃校となった小学校で田舎料理を提供するおばぁちゃん達と1人の若者がいる そこで作られる料理を通してその土地の文化や風習、人々の生き方が見えてくる

    82. 我々ハ日ノ出ヲ待ッテル

    望月大瑚

    なぜか公園のブランコ。ウインドウから男の子と女の子が取り残されています。 孤独や不安、夢など。人の繊細な部分を表現してみたいと思いました。

    29. DARK AND QUIET

    内山詩央里

    なにもない日が、続いている と 思い続けた。

    52. ARTPG

    西出佳歩

    ARで体験できる部屋からの脱出を目的としたオリジナルTRPGです。 最大3人まで同時プレイ可能なのでぜひご友人とお楽しみください。 ※TRPGとは、アナログの対話型ロールプレイングゲームのことです。

    69. あざらし譚

    清川永恋

    とある日のあざらしを描いた3DCGアニメーション作品です。まるで2Dイラストのように見える3DCGを作りたいと思い制作しました。シンプルで可愛いビジュアルと、シュールでコミカルなストーリーで、幅広い層に楽しんでもらえるものを目指しました。また、漫画のトーンのような影を付けたり、オノマトペや漫符を入れることで、さらに2Dのイメージを強めました。毎日のんびり暮らしていたあざらしに起こった出来事とは…。

    84. New Sports eXperience

    高山直紀

    HONDAの高級スポーツカー新型NSXと旧型NSXのコラボレーション走行映像です。街中では滅多に見かけない新旧NSXの貴重な走行映像をCGで再現しました。 舞台はドイツのシルヴェンシュタイン湖をモチーフに制作しています。山に囲まれた橋の上を2台のNSXが駆け抜ける姿をBGMと共にお楽しみください。

    87. Little glow

    柿木地鳳,浅井佑太,浅野悠斗,北原匠,坂野上敬,鈴木光一,武田真奈,安江遼

    月明かりに照らされた部屋。死神は静かに鎌を振り下ろす。仕事を終えた死神は帰ろうとするが、、、

    90. りべんじわーるど

    祖父江澄壮,上橋拓未

    点と点が繋がり線になる。現在は連なり、ある一つの曲線になる。夢と回想の/世界-リベンジワールド-の/夜が/明ける。

    26. 受動的創作物基礎

    青栁賢吾

    自分が鳴らしたい音を鳴らすために機材を用意するのか、機材を用意してからこの機材の得意とする音を鳴らすのかは創作をする上で大きな違いが出る。 作品のことは考えず、自分の好きな機材をまず調達して、後は機材の赴くままに創作する受動的創作こそが今回のメインテーマである。 つまり、それにより生まれた、楽譜はある種自然なものであり、作為的に構築された機材環境こそが真の作品である。

    34. SOUND COLD CASE

    鈴木麻由

    ダンボール箱の中にそれぞれスピーカーを仕込み、箱の中に頭を入れることでそこに保管された音を聞く作品。 cold case(コールド・ケース)とは、欧米において長期間にわたり未解決となっている犯罪事件を意味する。 この作品は「音のコールド・ケース」をイメージし、ダンボール箱の中に保管されたさまざまな音の記録として制作しました。

    40. バーチャル温泉「音の湯」ver 2.0

    中村萌花

    3年次に行なったZEMI展で発表した "バーチャル温泉「音の湯」" をバージョンアップしました。音で温泉の空間を再現したバーチャルリアリティー体験となっています。人の動きと連動して水の音が鳴ったり、声が響いたり、実際に温泉に入っているような感覚が味わえます。

    42. 毛生台~2020ver~

    池田美乃里,宮澤梨菜

    ディスプレイに映し出された顔から鼻毛が生える鏡です。 声に応じて毛が生成され自由に動きます。

    44. ..Dot

    羽根田育磨

    この作品は体験者の動きを「点」のアニメーションとして壁に投影し、そのデータを記録し続けるインタラクティブ展示作品。 増え続ける点のアニメーションを通じて、過去にその場にいた他者の存在と自分の存在を同時に認識することができる。

    46. 言葉の雨

    河島綾乃

    その場で声に出した言葉が雨になってしとしと降ります。 音声認識と物理シミュレーションを利用した体験型作品です。 マイクのボタンを押しながら喋ると、その言葉が文字になって降り落ちます。

    60. ヘアメイク制作記録

    黒須瑛莉

    パフォーマンス公演の出演者に、それぞれの作品のテーマに合わせたヘアメイクを施しました。ステージ上でパフォーマンスをしない学生にもヘアメイクをしています。 映像には出演者それぞれのメイクデザインを決定するまでの過程や、ヘアセットとメイクを施した完成像などの記録を記しています。 ヘアメイクを施した後、全ての出演者たちがパフォーマンスを終えることで完成する作品です。

    61. 旅途愉快

    冨田いづみ,岩田咲希

    シャオシー(岩田咲希)とチュアン(冨田いづみ)によるコンセプチュアル・ユニット。 20世紀頃の架空のアジアの都市をコンセプトとして、その都市出身の少女を演じながらループ音楽を演奏する。衣装は、文化や人々が行き交う都市の象徴としてチャイナ服を纏い、その歴史的背景から、様々なポピュラーミュージックがクロスオーバーするダークなアジアの架空都市をイメージした楽曲を、ループトラックとラップで表現する。

    62. てのひらの音楽

    吉戸祐佳

    “楽器”と聞くと、何を思い浮かべるだろうか。楽譜やコードなどの知識を必要とするものや、扱いが難しい楽器も存在するが楽器とはそれだけではない。今回の作品は曲げセンサーとプログラミングを用い、てのひらを曲げる角度から数値を出し、その数値を認識したプログラムが音を鳴らす自作の楽器を制作。知識や技術が必須ではない楽器を音楽に編成することを目的とし、てのひらから鳴る音と共に音楽を生み出すパフォーマンス作品。

    63. Sonus Designare

    北原未菜

    「建築デザイン」や「インテリアデザイン」、「環境デザイン」など、今日では様々な「デザイン」を耳にする。本作品は、多くの音を使って音楽を構築し、「音のデザイン」をすることを試みている。また、スピーカーを前方と後方に配置し、部屋の大きさの存在を感じさせない「空間」の広がりを感じてほしい。

    64. Floop 2 for solo flute and piano

    中村文香

    ピアノとフルートとコンピュータによるサウンドパフォーマンス作品。フルートには音響プログラミングを使用しディレイの音響効果を用いることで、次々と音が重なっていくようにした。 昨年は『Floop』という題で、1本のフルートとテクノロジーを組み合わせた作品を制作した。今回はそこにピアノを加える事でさらに音楽の表現の幅を広げることを目的とする。コンピューターによる音響と生楽器の組み合わせを楽しんで頂ければ幸いである。

    66. 音に聞く

    今野真実

    通常の朗読だけではなく、絵と音楽、環境音を加えたパフォーマンス。作品に使われる絵、小説、音楽、環境音をオリジナルで作成し、世界観の表現を行う。 音楽と環境音は朗読と同時にリアルタイムで操作し、その場に合わせた”間”を組み込む。 題材に選んだのは、朗読の中でも特に人に親しまれる『怪談』。日常を舞台とした音に関する話となっており、会場を出た後も記憶に残るような内容を目指す。

    39. あなたが隣にいる

    梅岡あずみ

    好きな人。そう聞くと身近にいる、自分が恋心を抱いている相手を想像しがちである。けれど「好き」にも様々な意味がある。友情、愛情、憧れ、そして恋心。またそれが身近にいる人に向けてとは限らない。 私の好きな人はテレビの中にいる人で、年に1回会えるか会えないかくらいの人。もう10年近く恋をし続けてきた。けれどこの恋が実ることはない。これは幻想の中で恋を実らせた私。柔らかな空間の中で幸せな家庭を築いている。

    71. 安住の地

    神谷友香子

    主人公ナトレイは化学物質にアレルギーがあり、養生のために科学とは無縁の地で暮らしていた。しかし、ある日ナトレイの居た場所は煙とパイプだらけの世界になってしまった。これからナトレイは科学とどう向き合っていくのか。

    73. Dec.2nd

    寺島知香

    『12月2日』 何でもなかった日が、今から特別になる。 とある学生のワンルームを描くデジタルアニメーション作品。線画のない厚塗り風のタッチで、柔らかく広がる世界観を表現。学生が自室に招いた男性との関係性にも注目していただきたい。

    80. 忘却の忘れ物

    倉内大輝

    訃報を受けて、いまだ私の中で定まらない祖母像を抱え病院へと訪れる。 あたかも自身の心を象徴するように揺れて歪んで見えたその風景は、私の中に一生残るだろう。

    85. SHELL

    加藤彩,金塚喬海

    自分身体から離れていくもの。 それが離れた瞬間、自分のものではなくなってしまうという感覚。 その感覚を取り戻すかのように繕う”わたし”は、本当の”わたし”なのだろうか。 次々とメタモルフォーゼしていくアニメーションでポップな音に合わせて表現しました。

    86. 葉見ず花見ず

    三輪奈々子

    モーションコミックの手法を活用したアニメーション作品。 小さい頃、母に花言葉を教えてもらった主人公。誕生日に母が好きなお花をプレゼントしようとするがお金がない。途方にくれた帰り道、道端に咲く赤い一輪の花を見つける。母に教わった花言葉を思い出し、その花を摘んで母の病院へ向かう。

    88. BONDS

    夏山歩

    1947年アメリカ、ブルックリン。 人々が寝静まり始める街の片隅で孤独な少女と異形の存在は出会い、やがて2人はひとつ屋根の下で共生し、かけがえのない絆を築いていく。 アニメーション作品。

    89. ほむら

    金光南奈,中島彩

    夫に殺されて幽霊となった女。呪い殺し恨みを晴らした後も、何の目的もなく現世でさまよい続けていた。そんな時、生者の男性の優しさに触れ、小さな恋心を抱いてしまう。冒した罪で、日々悪霊とかしていく自分。叶うことの無い恋。様々な葛藤の中、現世を漂っている。

    23. line

    水野寛子

    すれ違う車が1本の線で区切られていることに注目した。これをきっかけとし、映像で構成した。

    24. たしかなこと

    小島司

    写真とテキストによって構成した作品。 通学路、遊んだ公園、遅くまで練習した場所。 変わっている様で変わっていない、場所や人を撮影した。

    27. SNSコンプレックス

    増澤勇気

    SNS上の他者に憧れながら同時に劣等感を持つ人がいる。しかし、憧れや嫉妬の対象となっているインフルエンサーも、何らかの劣等感を抱えているかもしれない。 「フォロワーを増やさなきゃ」「いい写真を投稿しなきゃ」「いいねが欲しい」というような、今日のSNS環境における過剰な『自意識』について考察し、制作した。

    32. prayer

    加藤桜

    楽曲が作者の手によって生まれて世に出た瞬間、著作権が同時に生まれ保護される。それは時間をかけて人の手によって広まっていく。が、いずれ作者は死んでしまう。しかし楽曲は、人々に受け継がれ生きることができる。時間が経つと、著作権も切れてしまうが一部は、著作権フリー、パブリックドメインとなり様々な形で漂流する。

    33. 隣の子

    一海ちなみ

    私たちが口にする「普通」ってなんだろう。空気抵抗を無視して、摩擦をゼロにして出した答えは果たして正解なのか。吊られた言葉たちは誰の、何に対する言葉なのだろうか。 貴方の「普通」とちがう人は私の作品の中にいて、もしかしたら貴方の身近にいるのかもしれない。

    36. 事実を映す虚像

    中村峰也

    写真は記録するメディアだった。昨今、ネットの情報はリアル(現実)さを増すようになった。情報が錯綜する現在、人は何処にリアリティ(実感)を感じるのだろうか。

    37. サーカスがやってきた!

    冨田千晴

    町にサーカス団がやってきました!でもお客さんはいません。ちょっと元気のない団員たちにタッチして、笑顔あふれるサーカスにしよう! 絵本に触るとアニメーションのストーリーが動き出すインタラクティブな作品です。

    38. 溢れてく

    山口明里

    作品の中に入って歩いてみてください。 床に映った映像と手に映した映像とでは見え方が違うんですよ。 映像にさわることができたら、中に入ることができたら楽しいのに。 光を手ですくうことはできるけど、全ては難しいですね。

    43. lightray

    新美綾奈

    プリズムの反射から生まれる分散の現象に着目し作品を制作しました。普段は気にかけないような透明素材が光によって新しい色や形を生み出します。透明と色という反対のものが同時に存在する空間をぜひご覧ください。

    45. 夢見語り

    加藤千春

    映像と語り、そして日記で構成したインスタレーション作品。夢は記憶の整理なのかストレスから来るのか。半年ほどつけた夢日記を元に自分の結論を出すために制作した。

    47. やさしい夜に

    長屋怜奈

    私たちは眠ることで毎日生まれ変わっている。 目が覚めた時、忘れてしまうようなおぼろげな夢や、眠っている間に起きた体の変化たち。 その全てが特別なことではないけれど、当たり前ではない、命の輪廻を私たちは毎晩繰り返す。 3つのモニターから流れる映像は、眠っている時に見た夢や、忘れてしまう思い出、知らないはずの懐かしい場所を映し出す。 まっさらで明るい朝だけでなく、すぐ裏にある夜の優しい夢を見て欲しい。

    50. Forming

    阪野愛

    どんな絵も、様々な迷いや逡巡や訂正を繰り返して生み出されている。しかし完成された絵を見ただけではそれが分からない。 この作品では、見る人の影を通して、そのものを形づくるための時間や、うごめく痕跡を絵の奥に覗き見ることができる。そしてそれは人の内側に潜むものを覗き見ることと同じかもしれない。

    51. 眠り続けて、コロニー

    𠮷子侑乃

    布を重ねた時に発生するモアレに惹きつけられた。何ものでもない何かが絶えずうごめき続ける、そこから抜け出すことは当分できそうにない。

    65. seem,seamless

    林菜々子

    2人の演者によるパフォーマンス作品。私たちは互いの生活で印象に残ったエピソードを話し合い、それを断片的な言葉や行為に変換した。二人の生活が継ぎ目なく交わるこの作品を通して、鑑賞者の心の中にいる「あの人」へ思いを巡らせて頂ければ幸いだ。

    67. G×G PANIC!!

    石田裕之

    ドタバタシチュエーションコメディによる舞台作品。 いわく付きの物件に引っ越してきた1人の男と、そこに住う幽霊を中心に展開していく。 演者と1トラックに収録したセリフ音声による掛け合いを、オリジナルコントを通して繰り広げる。

    77. ラビット❤︎シンドローム

    安田佳穂,吉崎彩香

    山下秀夫はある日出会い系サイトで宇佐見もなという女性と出会い、援助交際を始める。互いに興味を持った二人は幾度か関係を持つようになるが宇佐見の不可解な行動が垣間見えるようになる。彼女との関係を断ち切ろうとするが、宇佐見はそれを拒み、さらに山下に執着するようになっていく。自身の経験をもとに18分のフィクションを立ち上げた。

    83. 爱情场景

    北原亮介

    ミュージックビデオ。 歌詞に出てくる“ラブシーン”というワードからイメージを膨らませた。

    53. 俺的ゲーム集

    川出祐輝

    三年になってから趣味だったゲームを自作できるようになりました。今まで自分はプレイするだけだったゲームを作れる技術を教われました。それから作った自己満足の作品達であり大学時代一番頑張ったものでもある作品達です。完成度、操作精度など至らないところもありますが、是非楽しんでいってください。

    54. 横田歯科医院

    横田葵

    実家の歯科医院のホームページを作りました。先祖代々続く歯科医院で文学作家である新美南吉が通ったということもありその点もピックアップしました。

    56. plum hill

    柴田季更

    実家の帽子屋さんのplum hillのwebサイトです。実際にご注文していただくことも可能です。